ガザ地区の状況 国連職員”無差別被害 ただちに停戦を”

(VOVWORLD) -イスラエル軍がガザ地区北部への攻勢を強める中、現地の状況を伝える集会が札幌市で開かれ、オンラインで参加した国連職員が無差別と言えるレベルの被害が出ていてただちに停戦する必要があると訴えました。
ガザ地区の状況 国連職員”無差別被害 ただちに停戦を” - ảnh 1(写真:THX/TTXVN)
5日夜、ガザ地区で医療活動などを行ってきた支援団体が開いた集会では、UNRWA=国連パレスチナ難民救済事業機関の職員、吉田美紀さんが一時滞在先のヨルダンからオンラインで参加しました。
吉田さんはガザ地区で多くの人が家を追われる中、国連の施設には70万人が避難していて、緊急時の想定のおよそ5倍にのぼっているほか、国連職員も90人あまりが死亡するなど、国連の歴史上でも深刻な事態だと指摘しました。
そのうえで、無差別と言えるレベルの被害が出ていて、人道物資も全く足りない状況で、ただちに停戦することと、安全に支援を届けられる体制を構築することが必要だと訴えました。
また、現地のジャーナリストのメッセージが音声で流され「自宅で寝ていたところ爆撃に遭い、息子と妹が亡くなった。ネットも接続できなくなり、ガザの悲劇的な状況が世界に届きにくくなっている」と伝えていました。
「北海道パレスチナ医療奉仕団」の猫塚義夫医師は「病院や救急車も攻撃される状況になっていて、この1か月で状況はより深刻化している。北海道から情報を発信し、停戦を求めていきたい」と話していました。(NHK)

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